ザ・コンビニの攻略法をマスターすれば、金融工学に支配された現実世界も攻略できる
『ザ・コンビニ』というゲームをご存知だろうか?
ゲームの中の仮想の街で自分のコンビニチェーンを出店し、事業を拡大していく、という経営シミュレーションゲームである。
ひところ流行っていたゲームなので、ご存知の方も多いかと思う。
私自身も、小学生の頃にこのゲームにはまっていた時期があった。
ザ・コンビニにはまっていた頃から20年近く経った今、ふと『ザ・コンビニ』の事を思い出すようになった。
最近は私自身でもビジネスを展開したり、金融を勉強したり、成功者の方のお話を伺ったりしているが、そんな中で、ザ・コンビニというゲームの攻略法は、この現実世界の攻略法に通じるものがあると考えるようになった。
ザ・コンビニは、最初にある程度の資本金をもってゲームがスタートする。その資本金を元手に1店舗目を購入・開店し、コンビニビジネスをスタートさせる。
最初はお客の数が少なく、赤字が続くのだが、広告宣伝をしたり店の評価を上げたりしていくと、徐々にお客の数が増え、黒字化できていく。
そうして徐々にお金が貯まってきたら、2号店、3号店を出店していき、事業を拡大していくのだ。
ただ、一方で時間の経過とともに街も発展して地価が上がっていき、出店にかかるコストも上昇していく。すると、既存の店舗から上がる利益を貯めて事業を拡大していこうとすると、どうしても時間がかかってしまう。
そこで利用するのが、銀行融資。
ザ・コンビニのゲームの世界では銀行融資を利用することができる。
お金を借りることで次の店舗をスピーディーに出店することができ、事業拡大のスピードを加速することができるのだ。
ただ、ザ・コンビニにおける銀行融資は、単にお金を借りて、返して、というだけではない。銀行の「信頼度」パラメータというものがある。
これが非常によくできている。
初めは最大で3,000万円程しか借りられないのだが、一度借りたお金を完済すると、銀行の信頼度パラメータが上昇する。すると、次回はもっと大きな額を、もっと低い金利で借りれるようになるのだ。
そして、そのいい条件でお金を借りて返済すると、また信頼度パラメータが上昇し・・・と、どんどん低金利で大きなお金の融資を受けられるようになる。最終的には数億円の融資を受けられるようにまでなる。
これのどこが良くできているかと言うと、この仕組みは、現実世界の銀行融資と全く同じだということ。
現実世界の銀行融資も、最初は数百万円、数千万円しか借りられなくとも、その返済実績を作って銀行に信頼されるようになると、次回からはもっと大きな額をもっと低金利で借りれるようになるのである。
この仕組みが、まさにザ・コンビニの中で再現されているのだ。
極端な事を言うと、仮に使う当てがなくても銀行融資を引いて、金利とともに返済実績を作り、銀行の信頼度パラメータを上げることで、早くいい条件で融資を引けるようになる。
この錬金塾では、銀行融資の仕組み、ひいては金融工学をマスターすることが、金銭的な成功への最短路だと考え、お伝えしている。
kasousekai-seishinsekai.hatenablog.jp
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いま振り返ると、ザ・コンビニも銀行融資の仕組みを最大限に利用することが、 ゲームクリアの最短路であった。
ということは・・・
ザ・コンビニの攻略法と現実世界の攻略法は一緒。
そんなことを言ったら、
「なにをバカなことを!!」
と怒り出す方もいるかもしれないが、最近私は本気でそう思っているし、むしろそう考えざるを得ないと感じている。
銀行の信頼度パラメータを上げる
それに尽きるのだ。
結局、この現実世界も『マネーゲーム』というゲームの中の世界・・・
なのかもしれない。
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