銀行はお金を「創造」し、世の中を支配する(信用創造)
この世界を支配するためのツールともなっているお金。
お金はモノやサービスと交換することができるため、お金そのものに価値があるようにも思えるが、本当のトコロはどうなのだろうか?
そもそも現代のお金は、現実の何らかの「価値」に裏付けられたものではない。
(むかし、金兌換券だったときは、金という価値の裏付けがあったが。)
現代のお金は、銀行の意志決定によって自由に発行できる
数字
でしかない。
まずはこちらの絵をご覧いただきたい。
以前、この記事にも書いたが、
kasousekai-seishinsekai.hatenablog.jp
銀行から融資を引くことは、この世に新たにお金が創造されることを意味する。
無から有を生み出しているのだ。
決して、融資額全額を銀行がもともと持っているけではない。
そして、融資したお金が返済されるとき、
生み出されたお金が消滅する。
こうやって銀行は、
世の中にお金を吹きこんだり、
世の中からお金を回収したり、
を繰り返す。
いかにお金と言うものが、なんてコトのない
仮想的な数字でしかないかということがわかっていただけるかと思う。
こうしたことを踏まえると、最近話題の仮想通貨(ビットコインやリップル)と
普段使っている¥や$の間に、本質的な違いは無いようにも思える。
周りのみんなが使っていて、
「信用できそうだ」
と思い込んでいるモノ。
身の回りのお金なんて、それだけのコト。
そして、「それだけ」のお金のために、多くの人たちは朝から晩まで働いている。
お金がないことを理由に、子供に満足な教育を受けさせられなかったりする。
これこそ、お金による恐ろしい支配。
そんな支配から逃れるには、まずはお金と金融の真実を知ることから始めなければならない。
- 作者: リチャード A ヴェルナー,吉田利子
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