現代は『金融戦時下』である
いまの日本は、平和と言えるだろうか?
確かに、国内にいる限り、周りでドンパチやっていることもないし、道に地雷が埋まっていることもないし、平和と言える。
ような気がする。
一方で、ワーキングプア、という言葉をよく聞くようにもなった。
朝から晩まで毎日コツコツ真面目に働いても、いい生活なんか到底できない。
将来に明るい兆しもない。
「こんな毎日がいつまで続くのだろうか?」
そう思いながら日々を過ごしている人も少なくないはずだ。
ちょっと極端な例だが
- 戦時中に生まれて、徴兵によって20歳で戦地に赴き、一撃で死ぬ。
- 現代に生まれて、働けど働けど生活はよくならないワーキングプア状態。むしろ生活は苦しくなるばかり。そんな「生かさず殺さず」状態で80歳まで生きる。
果たして、どちらが幸せなのだろうか?
後者の状態は、もはや何のために生きているのかよくわからない。
誰かによって命を奪われるわけではないので、生きていかなければならない。
生きていくためには、メシを食わねばならない。
メシを食うには、カネが要る。
カネを得るために、特段やりたくもない仕事をやり続ける。
かといって、仕事を続けたところで、華やかな将来が待っているわけでもない。
カネがないばっかりに、そんな「生かさず殺さず」の状態で彷徨い続けることになる。
なんのために、この世に生まれてきたのだろうか?
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そう考えると、現代は武器や戦闘機によって命を脅かされている「戦時中」ではないものの、「お金」によって命が脅かされている「金融戦時下」ということになる。
忘れてはいけない。
現代は資本主義の時代である。
「カネがすべてじゃない」
というキレイゴトもあるだろうが、
そのキレイゴトが本質を見誤らせている。
だって、資本主義の時代なのだから。
カネのあるなしで、たいていのことは勝負がつく。
カネのあるものはラクで良い生活ができ(←戦争の勝者)
カネのないものが「生かさず殺さず」の生活に甘んじ続ける(←戦争の敗者)
だって、資本主義の時代なのだから。
本質を見失ってはいけない。
どうやってカネをつくり、増やすのか。
それに注力し、実現させた人だけが、この『金融戦時下』から抜け出せるのである。
だって、資本主義の時代なのだから。
「そんなこと、学校では教えてくれなかった。」
そりゃそうだ。
この戦争の「勝者」が、わざわざライバルの私たちに勝ち方を教えるはずがない。
相手が這い上がってこられないように、ウソの情報を流すのが当然である。
だって、『金融戦時下』なのだから。
この『金融戦時下』をどうやって勝っていくのか。
それを、この塾では突き詰めて考えていきたい。