不動産投資の本当の醍醐味は、家賃収入ではないはずだ。
前の記事では、日本の高度経済成長期のスタートに位置する国で投資することのメリットについて説明させていただいた。
kasousekai-seishinsekai.hatenablog.jp
さて、今回は特に「高度経済成長期における不動産投資」について考えてみたい。
日本では1970~1990年にかけて、首都圏の土地の価格が数倍にまで膨れ上がった。
地価動向について | 住宅ローン比較/住宅ローン金利比較ランキング : 日本住宅ローンプランニング
この大きな「キャピタルゲイン」を狙うことこそ、本当の「不動産投資」の醍醐味のはずである。
いまの日本は既に成熟期を経て、衰退期に差し掛かっているため、不動産価格が今後大きく上昇することはありえないであろう。
そんな状況下にあるため、現状はキャピタルゲインではなくインカムゲイン(つまり、毎月の家賃収入を得てキャッシュフローをつくる)を狙った不動産投資が"アタリマエ"のようになっている。
しかし、こうした不動産投資の方が、本来的には不自然である。
本当の不動産投資は「キャピタルゲイン」狙いだからである。
そして、それが日本では無理だとしても、海外なら可能なのだ。
この事実を知ってしまうと、いまの日本国内でキャッシュフローを狙って不動産投資を行うことが、実はあまりウマミのない不動産投資案件であるということに気づいてしまうのである。