タイムマシンに乗って昔に戻れるなら、いつに戻ってなにをするか?
タイムマシンに乗る夢物語
突然だが、日本の高度経済成長期からバブル崩壊にかけての時代を生きてこられた方に伺いたい。
もしタイムマシンがあって、その頃に戻れるなら、あなたは何をするだろうか?
きっと、タイムマシンで1970年代に戻り、銀行から借りれるだけの融資を受けて、価格が高騰するであろう土地を買いあさりたい、と考えるのではなかろうか。
高度経済成長期にあたる1945年から1990年までの45年間、日本の株価と不動産価格は上がり続けていることを知っているからである。
そして、バブル崩壊に近い1990年前後には所有している資産を処分するだろう。
しかし、残念ながらタイムマシンは実在しない・・・
かつての「日本」に戻ることはできないのだ・・・
・・・そう、日本には。
かつての「日本」に戻ることはできない。
でも、かつての「日本」と同じ状況にある国に行くことはできる。
飛行機にたった4~5時間乗るだけで。
国の経済成長は同じ曲線を辿る
日本は高度経済成長期を経て、成熟期を超え、さらには衰退期に片足を突っ込み始めているフェーズといっても良いだろう。
こうした経済成長の曲線はどの国にも同じように当てはまるといわれている。
どの国でも経験するこの経済成長曲線を、日本はたまたま他国より早く経験しているだけに過ぎない。
例えば、
という資料が存在する。
2014年2月号 指標で見る内外経済3 一人当たりGDPと中所得国の罠 : MRIマンスリーレビュー : 三菱総合研究所
これらの国が今後どうなっていくのか、我々日本人は知っている。
なぜなら、既にそれを経験しているからである。
他国よりも先に経験したということは、私たち日本人には、どうすれば成功するのか、どうすれば失敗するのか、といったノウハウが溜まっているということを意味する。
そして、そのノウハウは、まさにこれから成長期を迎えようとしている新興国にはまだないのである。
ということは・・・
私たち日本人がすでに経験して蓄積している
- こうすれば成功する
- こうすれば失敗する
といったノウハウを新興国にそのまま当てはめるだけで、非常に高い確率で成功できるのである。
ちょっと海外に目を向けるだけで、タイムマシンに乗って日本の高度経済成長期に戻ることと同じ効果をもたらす。
この日本人としてのメリットを、最大限に享受しようじゃないか。
※今回の内容について更に詳しく調べたい方には、この本がオススメである。