不動産を買うときに財布の紐を握っているのは誰か?
その物件、〇〇がつきますか?
『不動産投資』と聞くと、
いかに良い物件を安く買うか
ということばかりに目が向きがちになる。
私も最初のころはそのことばかり考えていた。
これはもちろん正しい。間違ってはいない。
良い物件を安く買えれば、不動産投資の成功確率は飛躍的に向上するだろう。
しかし、これ以上に重要な事実を抜きに物件選びにばかり奔走していては、結局のところ、なかなか物件が買えない。
その「重要な事実」とはなにか・・・
それは、
収益不動産を買うのは投資家だが、
お金を出すのは投資家ではない。
ということ。
銀行融資がつかないことには、物件は買えないのである。
物件を選ぶ判断基準
もちろん、不動産投資家として、
『自分はどんな物件を持ちたいのか。持つべきなのか。』
という軸をしっかり持つことは、とても重要。
ただ、仮に自分の望んでいる物件が見つかった時に、
本当にその物件が買えるかどうかは、
その物件に対して融資をしてくれる銀行があるかどうかにかかっている。
銀行様が
「いいですね!融資しましょう!」
といってくれる物件じゃないと、ゼッタイに買えない。ゼッタイに。
ある程度、不動産投資家としての実績を積み重ねている、もしくは、本業のサラリーマン収入が多分にある、という状況であれば、融資してくれる銀行は多いだろう。
一方で、そういった状況には至っていない方であれば、
・自分の意向が半分
・銀行の意向が半分
くらいの感覚で物件を選ぶことが、物件取得への近道ではないかと思う。
私自身も、不動産を選ぶ際には
・その物件にはほぼ満額の融資がつくだろうか?
・その融資をしてくれるのは、どこの銀行だろうか?
という視点を常に持っている。
そうしないと、買えないから。。。
繰り返しになるが、
投資家として、自分は次にどんな物件を保有すべきなのか、という軸はしっかり持ちつつも、実績が浅く属性もよくない状況の中で物件を取得するためには、「銀行様が融資してくれる物件」という視点で積極的に探す
ということも、必要な要素であると考えている。
大切なことなので、再掲。
収益不動産を買うのは投資家だが、
お金を出すのは投資家ではない。